転職歴と経験分野の多い人が職務経歴書を書くならキャリア式にしよう

職務経歴書コラム

※当サイトには、プロモーションが含まれています。

「異動や転職回数が多いので、職務経歴書の枚数がかさんでしまう」

「複数の分野を経験しているが、どうやって職務経歴書をまとめれば良いか分からない」

「職務経歴書で専門性をアピールしたいが、良い方法を知りたい」

そんな悩みを抱えているあなたにおすすめの職務経歴書の書き方はキャリア式です。

編年体式でも書類選考に通過する人はいますが、転職歴・経験分野の多い人の職務経歴書は採用担当者からすると明らかに読みにくいです。

今回の記事では、転職歴と経験分野の多い人が職務経歴書を書くならキャリア式にした方が良い理由について解説しました。

この記事を読めば、ゴミ箱行きにならない職務経歴書の書き方のヒントが得られますよ。

キャリア式の職務経歴書が転職歴と経験分野の多い人に向いている理由

理由は次の2つ。

  • 枚数がかさまない
  • コンパクトに専門性をアピールできる

枚数がかさまない

転職歴が多かったり、複数の分野を経験している人にとっては、普通に職務経歴書を書いていると枚数が嵩んでしまい、採用担当者が読む気になってくれません。

ところがキャリア式で職務経歴書を書くと同じ職種・分野で仕事内容をまとめられるため、普通に書くよりは枚数が嵩みません。

コンパクトに専門性をアピールできる

ところであなたはキャリア式の最大のメリットに気づいたでしょうか?実は同じ職種・分野でまとめて書くことによって専門性をアピールすることができます。

例えば30代前半で4社の転職歴があり、4社全てで新規開拓営業をしてきた場合、普通は応募者は辞めグセのある人なのかなと採用担当者は感じます。

しかし、新規開拓営業の経験は10年ほどあるわけで、その分野ではスペシャリストと言えます。そのため職務経歴書で1社づつ新規開拓営業の経験を書くよりも、まとめて書いてしまった方が専門性をアピールできるのです。

また、社内異動歴と転職歴のある30代半ばの営業職・人事職経験者の場合、志望職種が営業職だとすると、キャリア式で営業職と人事職の経験に分けてまとめて書き、営業職の部分を多めかつ具体的に書くことによって、営業職の専門性をアピールすることができます。

キャリア式の職務経歴書のデメリット

職務経歴書の枚数が嵩まず、専門性をアピールできるキャリア式は転職歴が多く、複数の分野を経験している人にとってベストな書き方に思われますが、デメリットが無いわけではありません。特に次の2点について注意が必要です。

  • 経験・スキルを身に付けてきたプロセスが分かりにくい
  • ごまかしているのではないかと思われてしまう

経験・スキルを身に付けてきたプロセスが分かりにくい

複数の会社で経験してきたことを一つにまとめてしまっているため、どうやって経験やスキルを身に付けたのか分かりにくいのが難点です。それを職務経歴書に書くわけにはいかないので、面接の際に聞かれたら答えられるようにしておきましょう。

ごまかしているのではないかと思われてしまう

何をごまかしているのではないかというと、ジョブホッパー(辞めグセがある人)だということです。採用する側にとってはすぐに辞めてしまう人は、再び採用活動をしないといけなくなるためコストがかかり、費用対効果が合わないので敬遠しがちです。対策としては面接で説得力のある転職理由を述べることと腰を据えて働く意思を見せることです。

トータルで考えてもキャリア式は損しない

デメリットを踏まえてもトータルに考えればキャリア式はお得です。

応募者が何ができるのかを採用担当者は知ることができるので、自社に合っているのかをイメージしやすいです。そうなると、面接に呼んでみようかということになりやすいので、キャリア式で書くことは損しません。

また、デメリットが気になるという人でも改善策があります。

経験・スキルを身に付けてきたプロセスが分かりにくいという部分は、職務経歴書のメインの部分である職務内容の前に概略という形で、在籍期間、勤務先、職種を書いたり、職務要約をキャリア式で書くのではなく、時系列で書いてプロセスが分かるようすれば問題ありません。同じように、ごまかしているのではないかという部分も解決できます。

キャリア式の職務経歴書の書き方

では実際にキャリア式の職務経歴書はどのようにして作成すればよいのか気になると思います。そこで構成、書き方の順に説明します。

キャリア式の構成

キャリア式は、職務要約(職歴概略を含む)、職務内容、活かせるスキル・技術、自己PRという構成です。見た目は編年体式と変わりません。では何が違うのかというと、職務要約と職務内容の書き方です。

キャリア式の書き方

職務要約をキャリア式で書く場合は、職務内容を職種ごとにまとめた上で、営業職であれば、その中で時系列に書く方法か、職務内容の前に職歴概略を設けて、在籍期間、勤務先名、職種を書き、職務内容で営業職、人事職という形でまとめて書く方法を取ります。

一方で、経験・スキルを身に付けてきたプロセスが分かりにくいというデメリットを解消するために職務要約を編年体式で書く場合は、その下に職歴概略を入れてもいいですし、職務経験が時系列で分かるので、すぐに職務内容として職種ごとにまとめた仕事内容・実績を書いても良いです。

キャリア式の職務経歴書サンプル

構成、書き方で紹介した内容に近い職務経歴書サンプルを提供しているサイトは、リクナビNEXTはたらこねっとです。

悩んだら転職エージェントに相談しよう

キャリア式の職務経歴書が転職歴と経験分野の多い人に向いている理由は、職務経歴書の枚数が嵩まず、専門性をアピールできるからです。

また、経験・スキルを身に付けてきたプロセスが分かりにくい、ごまかしているのではないかと思われてしまうというデメリットもありますが、職務要約と職務内容の書き方を工夫することで対処できます。

どうしても書き方が分からない、チェックしてもらわないと不安だという人は転職エージェントに相談をしましょう。

求人探しの代行に加えて職務経歴書の添削もしてくれますよ。

職務経歴書の作成に困ったら使いたい転職エージェント比較
職務経歴書を記載する際の注意点にも書きましたが、転職をするにあたっては転職エージェントを活用することを是非考えてみてください。 転職エージェントの転職支援サービスでは、キャリアアドバイザーが転職をしたい人と即戦力を採用したいと思っている人事...