評価の高い職務経歴書を作りたいなら具体性を重視しよう

職務経歴書コラム

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数多くの応募者の中から書類選考を通過して面接に進むためには、採用担当者の評価の高い職務経歴書を作成する必要があります。そこで重視すべきなのが具体性です。

具体性を重視すべき理由

なぜ職務経歴書の作成において具体性を重視すべきなのかというと、中途採用担当者が書類選考の判断に迷うからです。

そもそも中途採用担当者が何を持って評価されるのかを考えると、応募者の質、人数、採用活動をいかに低コストで実行したかの3つです。

この3つのポイントから考えられるのは、いい加減な人を書類選考に通過させ過ぎてしまうと、上司や現場から「何でこんな人を面接に呼んだんだ。お金・時間の無駄じゃないか。」と言われて、中途採用担当者自身の評価が下がってしまうことです。

ところが、実際に面接をしてみると書類上の表現の仕方が悪いだけで、話してみると少なからず魅力的な人がいます。そのため、職務経歴書に具体性が無いからといって不採用にしてしまうと、人数が確保できない場合もあります。ここが、書類選考の判断に迷うという理由です。

では、あなたはどうすれば良いのかというと、具体性のある職務経歴書を作れば良いのです。内容が具体的であれば、中途採用担当者も判断に迷うことなく面接に進ませることができます。

抽象的な職務経歴書の問題点

職務経歴書の内容が抽象的だと、中途採用担当者が書類選考をする時の判断に迷うと述べましたが、具体的にどう迷うのかが次の2点です。

  • どのように仕事に取り組んできたのかが分からない
  • 凄い成果なのかそうでないのかが分からない

どのように仕事に取り組んできたのかが分からない

営業職を例に挙げれば、一人で営業に行っていたのか、チームで行っていたのか、職位は平社員なのか、営業リーダーのような部下がいるポジションなのか、営業先にこまめに顔を出すのか、電話やメールで当たりをつけてから訪問するのかなどを明確にしないと、仕事のスタイルや周りとの関わり方が分かりません。

凄い成果なのかそうでないのかが分からない

売上実績1億円とだけ書かれていても、前年に比べてどうだったのか、社内の中でどれくらいの順位だったのか、業界や同業他社の中で比べてみるとどうなのか、一人で上げた成果なのか、チームで上げた成果なのかが分からないので、正確な判断ができません。

もし売上が前年比と変わらなかったり、社内で最下位だったり、チームで上げた成果を個人の成果に付け替えている場合は当然印象が悪くなります。

具体性を高めるポイント

ではどのようにすれば職務経歴書の具体性を高めることができるのでしょうか。そのカギとなるのが、細分化、数値化、一貫性です。

仕事内容を細分化する

何を細分化するのかというと仕事内容です。営業職であれば、東京23区内の年商50億円規模の既存中小法人顧客をチームで担当、法人営業部のリーダーとして部下には営業先にこまめに顔を出すように指導するなどのような形で細分化することによって、あなたがどのようなスタイルでどの仕事に取り組んでいたのか、どんな人柄なのかが分かります。

仕事内容・実績を数値化する

取引先の規模を表すためには単に中小企業を担当と書くのではなく、年商50億円規模の中小企業と書き、顧客の数も10社担当と書くことでイメージがしやすくなります。

成果に関しても、対前年比150%増とか、30名の営業部でトップの成績を収め社内表彰されたと書くことで曖昧さが無くなり、リアリティが増します。可能であれば、入社後にどれくらい貢献できるのかを数値化できればより良いです。

内容に一貫性を持たせる

転職は通常同業他社に行くことが多いので、より規模の大きいクライアントを担当したいとか、成果を上げたけど評価されなかったので評価制度が明確な貴社で働きたいというような転職理由は納得感があります。

ところが、異業種それも異職種転職ともなると、業種・職種を変更する点で一貫性がありません。その際は、ポータブルスキルと呼ばれる業種・職種を変えても応用できるスキルをアピールすることで一貫性を持たせることができます。

職務経歴書の具体性の有無を確認する方法

細分化、数値化、一貫性を意識して具体性のある職務経歴書を作成しても第三者の評価は違う場合があります。そこで具体性の有無を確認しましょう。方法は3つあります。

  • 転職エージェントで添削してもらう
  • 有料の個人の転職サービスで添削してもらう
  • スカウトサービスを利用して反応を探る

転職エージェントで添削してもらう

転職エージェントを利用すると無料転職支援サービスの一環として職務経歴書の添削をしてくれます。ただし、添削をメインのサービスとしているわけではなく、求職者を転職をさせてもうけることが本質なので、その点は割引いて考える必要があります。

有料の個人の転職サービスで添削してもらう

法人ではなくて個人の転職アドバイザーが有料で行っている転職サービスを利用して添削してもらう方法もあります。法人・個人問わず添削サービスを受けたからといって、書類選考通過率が100%になることはありませんが、確率は高くなります。

スカウトサービスを利用して反応を探る

転職サイトにはスカウトサービスを提供しているところがあり、利用すると企業や転職エージェントからオファーが来ます。このオファーがどれくらい来るのかで職務経歴書の完成度を図ります。

まとめ

評価の高い職務経歴書を作るためには具体性が必要で、その理由は採用担当者が書類選考をする時に、どのように仕事に取り組んできたのかが分からない、凄い成果なのかそうでないのかが分からないので判断に迷うからです。

その対策は、細分化、数値化、一貫性を意識して職務経歴書を作成することです。そして、転職エージェント、個人の有料の転職サービスで添削をしてもらったり、転職サイトのスカウトサービスを利用して反応を確かめることで書類選考通過の確率が高まる職務経歴書を作ることができます。

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